危機一髪!

昨日の出来事。

午後から近所のYさん宅へみなとと遊びに行く。
コドモ同士仲良く遊んでる隙にYさんとまったりとDVD鑑賞。
今回はソフィアコッポラ監督の『マリーアントワネット』
高校時代世界史選択してたくせにちっとも覚えてなかった。
故に、余り分からず、、、
そして最初から最後までまったりとした映画だった。
映像は綺麗だったケド、ストーリー的には不完全燃焼気味かな。。。
あまり、オススメはできません。

関東地方に台風が接近してるとかで雨が降ったり止んだりと落ち着かない。
DVDみて、雨が止んでる隙に家に帰宅。
                   
とここまではよかった。。。。
家に帰ってから晩御飯の用意をしてる時に事故は起こった。
冷蔵庫にマグネットで装着できるキッチンタイマー(確か相方が100均で買ってきた)が冷蔵庫を開閉している時に落ちたようでみなとが遊んでいたのだ。
気がついた時すでに遅し。
タイマーの裏側のふたが開いていて、ボタン電池とカバーがなくなってた。
一瞬頭は真っ白に!
急いでみなとの口を開けさせ(このときみなとはふざけていて、笑いながら抵抗してた)なんとか、カバーはでてきたけど、、、
『え?電池は電池は?どうしたの?飲み込んでないよね?』と
もう少しで1歳になる息子相手に話し掛けたって本人は事の重大性に気づいてない!
『神様どうか、飲み込んでませんように、、、』
母は困った時の神頼みで心の中で願いながらも気は動転。
重い冷蔵庫をうりゃ〜と動かし、下に入ってないかどうかチェックし
床をくまなく捜索したけど、見つからず。。。。
パニックになりつつ、以前かかりつけの小児科でもらったパンフレットを引っ張り出し
夜間の相談窓口へ電話。
相談にのってくれた看護士によると、急いで受診した方が良いとの事。
しかし、かかりつけの病院は休みで電話しても出ず、区の夜間救急こどもクリニックに電話して事情を話すと、レントゲンを撮って診てもらったほうが良いがここにはレントゲンが無いので、、、と区内の大学病院をいつくか教えてもらった。
その中からJ大学病院を選んだのは妊婦時代に健診でお世話になってて先生の評判の良さを知ってたから。
相方は仕事で帰宅が遅いので、電話でタクシーを呼び、乗り込んだ。
あまりにも気が動転してたので、傘と間違えて靴べらを手にしてたのは運転手さんに失笑を買ったけど、そんなの気にならないほど慌ててたらしい。。。
(そしてバッグの中にはなぜかバナナが入ってたし、、、)
そんなこんなでJ大学病院に駆けつけ、レントゲンを撮り
診断は、、、、
『あ〜やっぱり飲み込んでますねえ。もう胃を通過してると思われますから、明日もレントゲンを撮って様子をみましょう。ボタン電池が小さいですし、このまま腸を通過して排便してくれると思うのですが、、、
万が一の場合ですが、腸の盲腸の部分のこの電池がひっかかてたら外科手術が必要になります。。。その場合は即入院になりますので、とりあえず様子を見ましょう』
      
え?手術?入院?もう頭は真っ白。
帰っていいと言われても、呆然と立ちすくんでしまった。。。


今日、午前9時に家を出てJ病院へ向かった。
レントゲンの診断の結果、昨晩より電池の位置が上の方にあるので、
もしかしたらまだ胃の中に残っている可能性があるとの事。
胃の中に長時間電池があると通電しちゃうので早急に取り除かないと胃に穴があいて
ご臨終になるかも。。。と半分冗談なのか本気なのか微妙な顔で担当医が言う。

なので精密検査を。
ここからは小児外科の範疇らしく、漫画家の江川達也に激似の先生に変わる。
詳しい検査の結果、やはりまだ胃に残ってたらしい。
江川似の先生は口から磁石を入れて取り除くけれども、取り除く時にポロッと取れて
器官に入ってしまうのが怖い、もしそうなりそうになったら全身麻酔に切り替えるけどいいですか?と。冷静に聞いてくる。
ここは江川似だろうとなんだろうと先生お願いなんとかして!とすがるしかない。
ここは日本だ。最先端の医療技術もあるし大丈夫!と何度も自分に言い聞かせて
外で待ってたけど、、、

泣き叫ぶ息子を残し、外で待ってる間は本当に気が気じゃなく、
最悪のケースまで想定して怖くて、膝はガクガクするし、ブルブル震えてた。
     
しかし結果は、無事に取り除くことができた。
そのボタン電池は少し溶けてた。すごいな〜人間の胃ってぼんやり思いながら
江川似の先生にありがとうございました!と何度も言ってた。
こうやって、無事事なきをえたのだが、少し胃が痛んでるかもしれないとの事で
しばらく通院に。

とにもかくにも我が子が無事でよかった、神様ありがとう。